歯科学生のノート

歯科学生の国家試験のためのノート ご利用は自己責任でお願いします。ご指摘などはokazunotakkyubin☆gmail.com ☆を@に スマホ版は下に教科ごとのカテゴリーがあります。↓検索窓に語句をいれると説明がでるかも

貧血

貧血の分類

破壊の亢進   溶血性貧血

材料の不足   鉄欠乏性貧血

幹細胞の障害  再生不良性貧血

赤芽球の代謝障害  巨赤芽球性貧血

 

MCV 赤血球の一個の大きさ

Ht÷RBC×10

80以下 小球性

81〜100 正球性

100〜大球性

 

MCH 赤血球一個に含まれるHbの量

28以下低色素性

29〜35正色素性

35〜高色素性

 

小、低 鉄欠乏性貧血

正、正 再生不良性貧血、溶血性貧血

大、高 巨赤芽球貧血(悪性貧血)

 

鉄欠乏性貧血

Plummer-Vinson症候群

平滑舌、口角びらん、スプーン爪、嚥下困難

鉄剤投与

 

巨赤芽球性貧血

ビタミンB12の欠乏か葉酸の欠乏

巨赤芽球の出現、核の右方移動

神経症状 ビタミンB欠乏の場合

Hunter舌炎

ビタミンB12 葉酸の投与

 

再生不良性貧血

赤血球↓白血球↓血小板↓

出血時間の延長

ステロイド投与、骨髄移植

抗菌薬、抗炎症薬

抗菌薬の優先順位

1βラクタム系 ペニシリン系セフェム系

2マクロライド系

3ニューキノロン系


何系か迷ったら


ペニシリン系

〜シリン


セフェム系

セ〜


マクロライド系

〜マイシン

注、スプレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシンはアミノグリコシド系


キノロン系

〜キサシン


作用機序


細胞壁阻害

βラクタム系

人間に壁はないので害なし

グリコペプチド


細胞膜阻害

ポリエン系 ナイスタチン アムホテリシンB

アゾール系 ミコナゾール フルコナゾール


アムホテリシンBは消化管で吸収されない

腎障害がある 

口腔カンジタはシロップ塗布か含嗽


核酸合成阻害


キノロン系 殺菌作用

濃度依存性

酸性非ステロイド性抗炎症薬との相互作用で痙攣


リファンピシン 殺菌作用

抗結核薬


タンパク合成阻害


マクロライド系 静菌作用

テトラサイクリン系 静菌作用

クロラムフェニコール 静菌作用

アミノグリコシド系 殺菌作用


覚え方 アクマノテ

濃度依存性は「ノ」がつく


ステロイド系抗炎症薬


プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン


作用機序

ホスホリパーゼを阻害

アラキドン酸カスケード自体抑制


適応

自己免疫疾患

非感染性の炎症

例外 Ramsay-Hunt症候群


扁平苔癬

自己免疫疾患

Addison病 ステロイドホルモンの補充


副作用

感染リスク増大、消化性潰瘍、満月様顔貌、創傷治癒不全、骨粗鬆症、急な使用停止による急性腎不全


酸性非ステロイド系


作用機序

シクロオキシキナーゼを阻害


抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用、抗血小板凝集作用(アスピリンに顕著)、抗リウマチ作用


副作用

消化性潰瘍


ワルファリンカリウムとの併用で出血傾向


禁忌

アスピリン喘息


非ステロイド系以外の解熱鎮痛薬、消炎酵素薬


非ピリン系解熱鎮痛薬 アニリン酸系

アセトアミノフェン

小児の解熱鎮痛薬

歯痛にも


ピリン系解熱鎮痛薬 ピラゾロン系

アンチピリン、イソプロピルアンチピリン、スルピリン

ピリン系アレルギーに注意



薬物療法の目的

原因療法 

病気の原因を根本的に除去

抗菌薬、抗腫瘍

 

対症療法

病気の症状の鎮静除去

解熱鎮痛薬、高血圧薬

 

補充療法

体内で不足している物質を補うもの

ホルモン、ビタミン

 

予防療法

予防のために行われるもの

感染症のためのワクチン

心筋梗塞予防の抗凝固薬

 

投与方法の分類

 

消化管内投与

 

経口投与

脂溶性の薬物は吸収されやすい

容量や形などを自由に選択できる

肝臓で「初回通過効果」を受ける

安全だが時間がかかる

経口投与不可 インスリン ベンジルペニシリン

アミノグリコシド系抗菌薬 dツボクラリン

 

直腸内投与

静脈が多いので吸収早い

肝臓を通過しないので初回通過効果は受けない

 

舌下投与

吸収が早い

肝臓を通過しないので初回通過効果は受けない

狭心症のニトログリセリン

 

非消化管投与

 

静脈内投与

吸収が速い(直だから)

調節はできるが濃度が高くなりすぎることも。

 

筋肉内投与

おしりや肩

刺入角度90°ないし45°

 

皮下投与

筋肉よりは遅い

インスリンや予防接種

刺入角度10〜30°

 

皮内投与

アレルギーテスト

刺入角度0°

 

一番濃度上昇が早いもの

静脈内

持続時間が長いもの

経口投与

 

薬物の吸収

 

細胞膜通過

脂溶性の高い薬物ほど通過しやすい

非解離型の薬物は通過しやすい

タンパク結合型の薬物は通過できない

 

解離型(イオン型)水溶性

細胞膜を通過しにくい吸収されにくい

非解離型(非イオン型)

細胞膜を通過しやすい吸収されやすい

 

胃の中では(強酸性)

酸性薬物 吸収できる

塩基性薬物 全くできない

 

小腸(弱塩基性)

酸性薬物 一部吸収できる

塩基性薬物 吸収できる

 

生物学的半減期

薬物の血中濃度が半分になるまでの時間

半減期を変化させる要因

上げる

血漿タンパクとの結合が強い、脂肪が多い、加齢

下げる

代謝が早い、排泄が早い、薬物代謝酵素の誘導

 

生物学的利用率(バイオアベイラビリティ)

全身循環に入った薬物のこと

静脈内投与で100%

 

プロドラッグ

生体内で代謝されることにより薬効を現す化学構造をした薬物

 

目的

安定化

水溶性増大

作用の持続化

味匂いの改善

副作用の軽減

 

ロキソプロフェンナトリウム

PGE2の産生を抑制して抗炎症作用を示すがPGE2は消化管では保護作用があるため胃腸障害が生じるロキソプロフェンナトリウムは体内で吸収されて代謝が活性されるため胃腸障害が起きにくい

 

レナンピシリン、バカンピシリン、タランピシリン

 

 

 

著者とポリシー、使い方

ポリシー

スマホですぐ歯学の内容を確認できるようなブログサイトがなく学生時代苦労しました。

内容は間違いのないよう心がけておりますが勉強の際の判断は自己責任でお願いします。

 

記事を書いてのちに編集する作業を行っているため見るタイミングによっては見辛い事もあると思います。

ご了承ください。

 

なにか間違いがあればコメントもしくはタイトル下メールアドレスまでご連絡ください。

修正いたします。

記事はなるべく自身でで調べたことを書いておりますが図や表など一部他サイトを引用させていただいております。その際には引用元を明記してあります。

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筆者

 

某私立歯学部卒業

自身の見直すノートとしても活用すべくまとめております

高齢者の生活機能の評価

日常生活動作(ADL)
1人の人間が独立して生活するための一連の身体的動作

Barthel index
食事、移乗、整容、トイレ、入浴、歩行、階段昇降、更衣、排便、排尿の10項目
これを自立、部分介助、全介助の3段階で評価

FIM
Barthel indexが「できる」のに対し「している」ADLを記録。介助量の測定が可能。

IADL(手段的日常生活動作)
電話の使用、買い物、食事の支度、家屋維持、洗濯、外出時の移動、服薬、家計管理の8項目

障害老人の日常生活自立度判定基準

生活自立
ランクJ
障害は有するが日常生活は自立している

準寝たきり
ランクA
屋内では自立しているが介助なしでは外出しない

寝たきり
ランクB
屋内でもなんらかの介助が必要でベッド主体の生活だが座位でいられる
ランクC
一日中ベッドで過ごし、排泄、食事、着替えにおいて介助を要する

高齢者の口腔内の状態の評価

ROAG
声、嚥下、口唇、歯、義歯、粘膜、歯肉、舌、唾液
の状態を1度〜3度(1度が正常)に分類するもの

BDR(口腔清掃の自立度)

B歯磨き
D義歯着脱
Rうがい

を自立、一部介助、全介助の3つに分類

GOHAI
口腔関連の疾患特異的QOL尺度
口の中の調子が悪いせいで食べ物の種類や食べる量を減らしたことがありましたか?
など12項目を
いつもそうだった
よくあった
ときどきあった
めったになかった
まったくなかった
で答える