歯科学生のノート

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抗菌薬、抗炎症薬

抗菌薬の優先順位

1βラクタム系 ペニシリン系セフェム系

2マクロライド系

3ニューキノロン系


何系か迷ったら


ペニシリン系

〜シリン


セフェム系

セ〜


マクロライド系

〜マイシン

注、スプレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシンはアミノグリコシド系


キノロン系

〜キサシン


作用機序


細胞壁阻害

βラクタム系

人間に壁はないので害なし

グリコペプチド


細胞膜阻害

ポリエン系 ナイスタチン アムホテリシンB

アゾール系 ミコナゾール フルコナゾール


アムホテリシンBは消化管で吸収されない

腎障害がある 

口腔カンジタはシロップ塗布か含嗽


核酸合成阻害


キノロン系 殺菌作用

濃度依存性

酸性非ステロイド性抗炎症薬との相互作用で痙攣


リファンピシン 殺菌作用

抗結核薬


タンパク合成阻害


マクロライド系 静菌作用

テトラサイクリン系 静菌作用

クロラムフェニコール 静菌作用

アミノグリコシド系 殺菌作用


覚え方 アクマノテ

濃度依存性は「ノ」がつく


ステロイド系抗炎症薬


プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン


作用機序

ホスホリパーゼを阻害

アラキドン酸カスケード自体抑制


適応

自己免疫疾患

非感染性の炎症

例外 Ramsay-Hunt症候群


扁平苔癬

自己免疫疾患

Addison病 ステロイドホルモンの補充


副作用

感染リスク増大、消化性潰瘍、満月様顔貌、創傷治癒不全、骨粗鬆症、急な使用停止による急性腎不全


酸性非ステロイド系


作用機序

シクロオキシキナーゼを阻害


抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用、抗血小板凝集作用(アスピリンに顕著)、抗リウマチ作用


副作用

消化性潰瘍


ワルファリンカリウムとの併用で出血傾向


禁忌

アスピリン喘息


非ステロイド系以外の解熱鎮痛薬、消炎酵素薬


非ピリン系解熱鎮痛薬 アニリン酸系

アセトアミノフェン

小児の解熱鎮痛薬

歯痛にも


ピリン系解熱鎮痛薬 ピラゾロン系

アンチピリン、イソプロピルアンチピリン、スルピリン

ピリン系アレルギーに注意