骨折の分類
原因
外傷性骨折⇄病的骨折
軟組織損傷
単純骨折⇄複雑骨折
「バラバラになったか」ではない
離断の程度
完全骨折(遊離)⇄不完全骨折(亀裂)
骨折線
単線骨折⇄複線(多線、粉砕)骨折
外力の作用部位
直達骨折⇄会達骨折
オトガイ打って筋突起
時間
新鮮骨折⇄陳旧骨折
(受傷後10〜15日以上経過)
骨折の診断に使うX線
PA、側方向、パノラマ撮影法
口内法、咬合法、Waters法、CT
頬骨弓骨折には
Waters法 軸方向撮影法
逆にいうと軸方向がきたら頬骨弓を疑う
簡単な診断法
開口障害 咬合障害 診断
あり あり 関節突起骨折
なし 頬骨弓骨折
なし あり 上顎骨か下顎骨体部
なし 歯槽骨か筋突起骨折
Le Fortの分類について
Ⅰ型 口腔外科領域
鼻出血、眼症状なし
Ⅱ型 耳鼻科領域
鼻出血、上顎知覚異常、三日月様顔貌、皿状顔貌、開口、複視
Ⅲ型 脳外科領域
鼻出血
上顎知覚異常なし
眼症状
一般問題ではどれもでる可能性があるが臨床問題ならⅠ型が多い。なぜなら口腔外科領域だから。
骨折による偏位
どちらに移動するかはどちらが大きいかで考える
右側下顎頭肥大→右が大きい→左にいく
右側関節突起骨折→右が小さくなる→右に
右側顎関節前方脱臼→右が前にでる→左に
骨折の治療法
投薬プラス
下顎骨体部骨折
整復+金属プレート+線副子
整復+骨縫合+線副子
頬骨弓骨折
観血的整復+顎外固定
筋突起骨折
整復+線副子+開口訓練
小児の骨折
整復+床副子+囲繞結紮
老人
整復+金属プレート+床副子+囲繞結紮
整復+骨縫合+床副子+囲繞結紮