歯科学生のノート

歯科学生の国家試験のためのノート ご利用は自己責任でお願いします。ご指摘などはokazunotakkyubin☆gmail.com ☆を@に スマホ版は下に教科ごとのカテゴリーがあります。↓検索窓に語句をいれると説明がでるかも

抜歯窩の治癒過程

血餅期
抜歯後1日
血餅の充満

肉芽期
1〜7日
肉芽組織形成開始

肉芽期〜仮骨期
7〜14日
肉芽組織形成完了、骨梁形成開始

仮骨期
14日〜1ヶ月
仮骨形成完了

治癒期
一ヶ月〜
正常骨へ移行

1日で血餅が充満し
1週間で肉芽組織がつくられ
2週間までに完了、骨がつくられはじめ
一ヶ月までに仮骨となり
その後正常骨となる

生検標本の製作過程

固定
おもに10%ホルマリン液
⬇︎
切り出し
標本を一定の大きさ、厚さに切り出す
⬇︎
脱水
濃度の異なるアルコールに入れる
⬇︎
包埋
薄切りできるようにパラフィンで固める
⬇︎
薄切
ミクロトームを用いて、顕微鏡で観察可能な暑さ(2〜3μm)に薄切する
⬇︎
染色
Hematoxylin-eosin染色が行われる

手順の覚え方
固定▶︎切り出し▶︎脱水▶︎包埋▶︎薄切▶︎染色

こきり 脱法 うっせー

わかってるようで理解してない語句解説

加筆中記事

服薬アドヒランス
アドヒアランスとは、患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けることを意味する。

従来、医療者は「医療者の指示に患者がどの程度従うか」というコンプライアンス概念のもと患者を評価してきた。したがってその評価は医療者側に偏り、医薬品の服用を規則正しく守らない「ノンコンプライアンス」の問題は患者側にあると強調されていた。しかし実際の医療現場では、コンプライアンス概念で乗り越えられない治療成功への壁が存在した。そこで、患者自身の治療への積極的な参加(執着心:adherence)が治療成功の鍵であるとの考え、つまり「患者は治療に従順であるべき」という患者像から脱するアドヒアランス概念が生まれた。このアドヒアランスを規定するものは治療内容、患者側因子、医療者側因子、患者・医療者の相互関係という点でコンプライアンスとは大きく異なる。例えば服薬アドヒアランスを良好に維持するためには、その治療法は患者にとって実行可能か、服薬を妨げる因子があるとすればそれは何か、それを解決するためには何が必要かなどを医療者が患者とともに考え、相談の上決定していく必要がある。

日本薬学会 引用


プリシードプロシードモデル

地域ヘルスプロモーション計画策定モデル

オーラルアセスメントガイド
口腔ケアプロトコール作成

ジェネラルオーラルヘルスインデックス

口腔関連QOL評価アンケート


オーラルヘルスインパクトプロフィール14

口腔関連QOL評価アンケート

メディカルアウトカムショートフォーム36
全身的QOL評価アンケート


SPIKESモデル

Setting 面談の環境を整える
Perception 患者が自身の疾病をどのように認識しているかの確認
Invitation 患者がどの程度情報を知りたがっているかを確認する
Knowledge 患者の認識や希望に応じて医学情報を提供する
Emotion 悪い話を知らされた患者の心情を
把握して対応する
Straegy/Summary 今後の計画をまとめ話す

乳歯の発育 発育順序

全てのABCDE順

 

歯胚形成 

胎生(週)

7   7   7.1/2  8  10

な、ななに やってんの?

 

石灰化開始

胎生(週)

4  4  5  5  6

ししごころ 獅子心

 

歯冠完成

1.1/2〜2.1/2   2.1/2〜3  9  5.1/2〜6月  10〜11月

い                   に            く  う          てん

いい肉売ってんの?

 

放出

上 7  9  18  14  24  (月)

下 6  7  16  12  20   (月)

 

歯根完成

1.1/2  1.1/2〜2   3.1/4   2.1/2   3(年)

 

根吸収開始

4  5  7〜8  7〜8  8(年)

よこのはなや

 

脱落

6〜7  7〜8  9〜12  9〜11  10〜12(年)

開始から二、三年後

 

萌出順序

    A  B     D    C        E

A         B     D    C  E

あぶどすえ

 

 

Hellmanの歯齢

ⅠA 乳歯萌出前期

 C 乳歯咬合完成前期

ⅡA 乳歯咬合完成期

 C  第一大臼歯および前歯萌出開始期

ⅢA 第一大臼歯萌出完了期

  B  側方歯群交換期

  C  第二大臼歯萌出開始期

ⅣA 第二大臼歯萌出完了期

   C  第三大臼歯萌出開始期

ⅤA  第三大臼歯萌出完了期

 

 

乳歯の発育

全てのABCDE順


歯胚形成 

胎生(週)

7   7   7.1/2  8  10

な、ななに やってんの?


石灰化開始

胎生(週)

4  4  5  5  6

ししごころ 獅子心


歯冠完成

1.1/2〜2.1/2   2.1/2〜3  9  5.1/2〜6月  10〜11月

い                   に            く  う          てん

いい肉売ってんの?


放出

上 7  9  18  14  24  (月)

下 6  7  16  12  20   (月)


歯根完成

1.1/2  1.1/2〜2   3.1/4   2.1/2   3(年)


根吸収開始

4  5  7〜8  7〜8  8(年)

よこのはなや


脱落

6〜7  7〜8  9〜12  9〜11  10〜12(年)

開始から二、三年後


萌出順序

    A  B     D    C        E

A         B     D    C  E

あぶどすえ



Hellmanの歯齢

ⅠA 乳歯萌出前期

 C 乳歯咬合完成前期

ⅡA 乳歯咬合完成期

 C  第一大臼歯および前歯萌出開始期

ⅢA 第一大臼歯萌出完了期

  B  側方歯群交換期

  C  第二大臼歯萌出開始期

ⅣA 第二大臼歯萌出完了期

   C  第三大臼歯萌出開始期

ⅤA  第三大臼歯萌出完了期



国試によくでる先天異常、全身疾患

Down症候群

 

21トリソミー

顔貌

つり目、鞍鼻、低身長

精神発達遅滞あり性格温和、歯科治療には協力してくれる

 

約半数が心室中隔欠損などの心疾患あり

チアノーゼやバチ状指が見られる

心内膜炎の予防に留意

 

易感染性で高度の歯周疾患になりやすい

 

巨大舌、溝状舌、高口蓋

う蝕は少ないが重症う蝕もある

 

無汗型外胚葉異形成症

 

伴性劣勢遺伝

保因者は母親、男児に発症(まれに女児)

外胚葉系器官(毛、腺、エナメル質)に障害

完全または部分的な無歯症による老人様顔貌

円錐歯(矮小歯)  

 

鎖骨頭蓋骨異形成症

 

常染色体優性遺伝

鎖骨の欠損によるなで肩

大泉門の閉鎖不全

上顎骨も発育不全にそのために反対咬合になる。高口蓋もある

乳歯の晩期残存、永久歯の萌出遅延

過剰歯、埋伏歯

 

先天性表皮水疱症

 

軽度な機械刺激で皮膚や粘膜に水疱を形成しやぶれてびらんとなり瘢痕を形成

歯科治療は難しい

気管内挿管も難しく全身麻酔がしづらい

エナメル質形成不全がある

 

脳性麻痺

 

受胎から新生児期までのあいだに生じた脳の非進行性病変に基づく、永続的な、しかし変化しうる運動及び姿勢の異常。2歳までに発言する。進行性疾患や一過性運動障害または正常化するであろう運動発達遅滞は除外

周産期障害(低酸素性脳障害)が多い

非進行性運動障害で不随意運動が見られる

 

顎顔面の筋の運動障害で摂食障害、言語障害、流涎、歯の咬耗がみられる

唾液や水がたまらないよう注意

パルスオキシメーターのモニタリングをするとよい

 

くる病

 

ビタミンD依存性くる病

ビタミンDの活性化酵素の異常 Ⅰ型

ビタミンD受容体の異常 Ⅱ型

1型にはビタミンDを投与

低カルシウム血症や高アルカリホスファターゼ血症を伴う

エナメル質、象牙質形成不全

歯髄腔が広い

歯の萌出遅延がみられる

 

低リン血症性ビタミンD抵抗性くる病

腎性でのリンの再吸収及び腸管でのリンの吸収が障害され、低リン血症とらなってくる病を発症

 

Robinシークエンス

先天性の小下顎症によって口蓋裂を伴ったり舌根沈下や気道狭窄による呼吸困難

 

他の小下顎症になりやすい症候群

Treacher-Collins症候群

Goldenhar症候群

Russell-Silver症候群

 

 

 

骨折

骨折の分類

原因

外傷性骨折⇄病的骨折

 

軟組織損傷

単純骨折⇄複雑骨折

「バラバラになったか」ではない

 

離断の程度

完全骨折(遊離)⇄不完全骨折(亀裂)

 

骨折線

単線骨折⇄複線(多線、粉砕)骨折

 

外力の作用部位

直達骨折⇄会達骨折

オトガイ打って筋突起

 

時間

新鮮骨折⇄陳旧骨折

(受傷後10〜15日以上経過)

 

 

骨折の診断に使うX線

PA、側方向、パノラマ撮影法

口内法、咬合法、Waters法、CT

 

頬骨弓骨折には

Waters法 軸方向撮影法

逆にいうと軸方向がきたら頬骨弓を疑う

 

簡単な診断法

開口障害    咬合障害   診断

あり            あり           関節突起骨折

                    なし           頬骨弓骨折

なし            あり           上顎骨か下顎骨体部

                    なし          歯槽骨か筋突起骨折

 

Le Fortの分類について

Ⅰ型 口腔外科領域

鼻出血、眼症状なし

 

Ⅱ型 耳鼻科領域

鼻出血、上顎知覚異常、三日月様顔貌、皿状顔貌、開口、複視

 

Ⅲ型 脳外科領域

鼻出血

上顎知覚異常なし

眼症状

 

一般問題ではどれもでる可能性があるが臨床問題ならⅠ型が多い。なぜなら口腔外科領域だから。

 

骨折による偏位

どちらに移動するかはどちらが大きいかで考える

 

右側下顎頭肥大→右が大きい→左にいく

右側関節突起骨折→右が小さくなる→右に

右側顎関節前方脱臼→右が前にでる→左に

 

 

骨折の治療法

投薬プラス

 

下顎骨体部骨折

整復+金属プレート+線副子

整復+骨縫合+線副子

 

頬骨弓骨折

観血的整復+顎外固定

 

筋突起骨折

整復+線副子+開口訓練

 

小児の骨折

整復+床副子+囲繞結紮

 

老人

整復+金属プレート+床副子+囲繞結紮

整復+骨縫合+床副子+囲繞結紮